ジュリエットからの手紙

ジャニヲタなライターの戯言です

SMAP最終章~ジャニーズ帝国の逆襲~

やっと沈静化してきたのでしょうか?お正月以降の大騒動。絶賛担当だった田原俊彦の退所を経験した自分とそうでない方とは決定的に最初から何かが違っていたような気もしますが。

マスコミ各社は様々な方法(に見えるように。基本はスポーツ紙をなぞるだけがお約束)でSMAPをとりあげてきましたが、わたくしこの日曜日に目から鱗、どころかコンタクトもげそうになる発言を目の当たりにすることになりました。

それは日曜の午前10時~の「サンデージャポン」内」。爆笑問題のお二人やテリー伊藤さんなど、辛口毒舌のコメンテーターを差し置いて真ん中に躍り出たのは

「一茂」でした。

私はこれまでの人生でこれほどまでに心の中で熱く「一茂」を叫んだことはありません。ミスター巨人「長嶋茂雄」永久名誉監督の息子「一茂」。

今までの私にとって「一茂」はそれ以上でも以下でもなく「長嶋茂雄」さんの息子「一茂」。もうええか。

それは番組冒頭部分、もちろん話題はSMAPの解散回避について触れていて、スタジオの出演者は皆、「ま~良かったよね」的な雰囲気を醸し出し、テリーさんも「これからのSMAPが楽しみだ」的優等生発言、西川先生それを受け「本当にね~」的に少し大げさに頷き、太田さんがそれを受け、ちょっと辛口程度で〆ようとしたその隙をついて

躍り出ました

我らが(違います)「一茂」w

彼の口から何の疑問もなく発せられた言葉にスタジオも私も凍りつきました。

「なかったことにしましょう!」

一茂・・・一茂・・・かずしげぇぇぇぇぇぇ~~~!

「は?何言っちゃってるの?この能天気二世は」という空気の中、なおも一茂は真顔で続けます

「なかったことにするんですよ」

この爆弾発言を生温かくスルーして番組は進行して行きました。時折「一茂さっきの発言は恥ずかしいぞ!」的なコメントで触れられていましたが、

この一茂のコメントこそ全てを悟った真意なのではないでしょうか。

長嶋茂雄の息子として何不自由なく誰に遠慮をすることもなく

真夏のひまわり、晴天のアスパラガスのよう誰にも邪魔されることなくさえぎられることなく天真爛漫に人生をのほほんと歩いてきた人間にしか発することのできない真意。

「なかったことにすればいい」

これこそまさにJ事務所の目指すところなのです。

田原俊彦もなかったことにして、女性アイドルの自殺騒ぎもなかったことにしてきたじゃないですか。最近では彼女のペットの犬を描いてグッズにしちゃったトップアイドルだってなかったことになってますよ。

誰に気を使うでもなく何のしがらみもない一茂が本質を語ってくれました。これからマスコミは「なかったこと」に向けて様々な情報を私たちにもたらしてくれると思います。25周年のライブかも知れないし、他グループとの萌える共演かも知れません。

「なかったこと」なのかもしくは「それを乗り越えて更に高みに上る5人」を印象付けることで結果的に「なかったこと」になるのかも知れませんが。

所詮は虚像の生み出す幻。本当に「なかったこと」だったのかもしれません。